Thank you for your access.
This site is currently under editing.
Please change .html to .pdf
in the upper address bar
for getting better solution!
or
This page automaticaly jumps to PDF version in 10 sec.
to.pdf-page
Go!


山岡巨石群2

in Gifu Pref. /Yamaoka's Megalith 2


Copyright(C) by Taizan 1996-2010
E-mail to Taizan ; taizan@gainendesign.com
『泰山の古代遺跡探訪記』Topページ


泰山の古代遺跡探訪記
Presented by… クリックで---
プロデューサー;概念デザイン研究所へ---
コンセプチュアル・シンボル
”創造のピラミッド” Gainendesign-Labo.


概念デザイン研究所FaceBook
サイトオーナー泰山こと山口泰幸FaceBook
※ご連絡用メール;taizan@gainendesign.com
概念デザイン研究所Fホームページ
泰山の古代遺跡探訪記ホームページ


山岡巨石群特集1からのつづき…石戸神殿〜龍神の館を抜けて、通称雨乞いの岩と呼ばれる船岩にたどり着きました。 山岡町に在る巨石群はその殆どが鬱蒼とした、人跡未踏の山中に眠っている関係で、全体の図式を把握するのは容易ではありません。 しかし、イワクラサミットでの見学会の最後に立ち寄った、民家の裏庭にある巨石群とその周辺の情景から山岡巨石群の 位置付けのようなものが何となく分かってきました。

既にご紹介しました様に、山岡巨石群はそのほかの恵那市や中津川市の 巨石群と同様に、岐阜の否、日本の重要拠点としての(それこそ臍;エナ)霊峰恵那山と深い関係があると考えられます。 この特集では、石門や石舞台と並んで、巨石文化の重要構造を担うと思われる「雨乞いの岩」を中心に、小型ピラミッドと恵那神社 についてもレポートしておきます。

尚、恵那神社は恵那山の麓にある比較的規模の小さな県社ですが、 御祭神は伊邪那伎大神、伊邪那美大神、であり、日本神話の源流を祭る格式の高い延喜式内社であります。 イワクラサミットに参加する1日前に急に恵那神社が気になり、途中中津川で高速を下りて、やや遠回りをしながら 恵那神社に参拝した後、山岡町に入りました。

…雨乞いの岩とは母智丘特集でもご紹介したように、本当に雨水を湛え、雨を降らせる機能を持った、スゴイ岩なのです。 岩屋岩蔭遺跡の天体計測機能と共に、この雨乞いの岩の雨降らし機能に、古代のスーパーテクノロジーを感じざるを得ません。…

山岡巨石群特集1はこちら

1999泰山記

2010 高精細画像に置換え+補足



龍神の館がある小山の裾野、林道から30mほど登った所に、この船岩がある。 <地元でも古来より雨乞いの祭祀が行われた重要な場所で、 注連縄が張ってある。通称;雨乞いの岩…高さ3m、周長約20m



雨乞の岩の説明板。



さいころの一隅を立方体で切り取ったような形状が その一隅を天空に向けて置いてある…という感じで、 私には明確にこの立方体の切り口が人工に見えた。 地中に埋まっているのと、切り口が天空に向いているので 丁度、山形が並んでいるかのように見えるが、 遠くから見ると、作為的に、”そう置いた”ことが見えてくる。 つまり、切り取ったその内部の角が「水受け」になるように。 そしてこの窪みの部分には”常時”約500リットルほどの水が溜まっている。



雨乞いの岩の”水がめ”としての窪みの拡大写真。
枯葉の下には満々と水が溜まっている。 それが少しづつ流れ出ているのだ。 ということは、巨石の中から水が湧いているということ。
母智丘神社の石門下の石舞台上の水がめも同様の機能を呈している。 この水を無理やりに除去する(掃除するなどで)と 本当に大雨になると…イワクラ研究会のメンバーが語ってくれた。



「雨乞いの岩」とはまさに御神体でもある。



雨乞いの岩左側の垂直面。



雨乞いの岩を支える後方にある、二段重ねの岩。



雨乞いの岩の背後。 完全に埋まっているわけではなく、 このようにかなりの部分は浮いている。 それゆえに、水が滲み出すメカニズムが不可解なのだ。



イメージ写真。
薄暗い山中にちょうど太陽が差し込んできた。 雨乞いの岩の置き方や形状は…”絵になる” そういうアーティステイックな側面が 巨石文化には重要な要素となっているように思うのだが…



雨乞いの岩周辺にある球体巨石。



龍神の館の最上段から眺めた「磐座山」の南の麓に在る 民家の裏庭にあった巨石。 墓石として使用されている。 この磐座山には昔山城があったようだ。 そして未探査ではあるが、噂によると この磐座山の山中にも巨石群があるらしい。



隣の巨石の下は水源となっていて 龍神が祭られていた。 近年まで使用されていたとのこと。



同じく、民家庭先の巨石。注連縄が張られている。



同じ民家の横に在る巨石群。
岩屋岩蔭遺跡から類推すると その配置構造に何らかの計測機能が 秘められているかもしれない。 民家の向こうにマウンドが見える。



そのマウンド。正体不明。



これが「磐座山」。なだらかではあるが、 これもピラミッド山であることは間違いないだろう。



龍神の館から見えた、「タカマチ山」のピラミッド。 磐座山の南からタカマチ山を西北に見ている。 この周辺のピラミッドゾーンの中心的存在であると思われる。



タカマチ山ピラミッドと逆の方向の東に 霊峰恵那山が聳える。 この情景を目にしたとき、 <恵那山を中心とした巨大ピラミッドゾーンが 形成されており、山岡巨石群はその その重要な構成部分であると認識した。



山岡町近くに恵那神社がある。少し足を伸ばして立ち寄って見た。途中、笠置山の雄姿が見える。



恵那神社へは恵那山を少し上る感じで進む。途中の田園風景と笠置山系。



恵那神社の鳥居。



恵那神社由緒書;
「神代の世、天照皇大神の御胞衣をこの山頂に納めし故… 日本書紀に日本武尊この山に御登拝…」とあり、 御祭神は伊邪那伎大神、伊邪那美大神。



「流れ造り」の延喜式内社である。



天然記念物;恵那神社の夫婦杉の説明板。



恵那神社拝殿前に勇壮に聳える岐阜県天然記念物の「夫婦杉」。 樹齢;600年〜800年、高さ約46m、周長6〜8m



「夫婦杉」の前にかわいらしい道祖神があった。 両大神を模したものなのか…



恵那神社参道入り口にあったお餅状の巨石。 セメントで固められてしまっている。



恵那神社がある山の麓で見つけた 「天岩戸」らしき石積みと小さな洞穴。


山岡巨石群特集1はこちら

泰山の古代遺跡探訪記topへ