山岡巨石群特集1からのつづき…石戸神殿〜龍神の館を抜けて、通称雨乞いの岩と呼ばれる船岩にたどり着きました。
山岡町に在る巨石群はその殆どが鬱蒼とした、人跡未踏の山中に眠っている関係で、全体の図式を把握するのは容易ではありません。
しかし、イワクラサミットでの見学会の最後に立ち寄った、民家の裏庭にある巨石群とその周辺の情景から山岡巨石群の
位置付けのようなものが何となく分かってきました。
既にご紹介しました様に、山岡巨石群はそのほかの恵那市や中津川市の
巨石群と同様に、岐阜の否、日本の重要拠点としての(それこそ臍;エナ)霊峰恵那山と深い関係があると考えられます。
この特集では、石門や石舞台と並んで、巨石文化の重要構造を担うと思われる「雨乞いの岩」を中心に、小型ピラミッドと恵那神社
についてもレポートしておきます。
尚、恵那神社は恵那山の麓にある比較的規模の小さな県社ですが、
御祭神は伊邪那伎大神、伊邪那美大神、であり、日本神話の源流を祭る格式の高い延喜式内社であります。
イワクラサミットに参加する1日前に急に恵那神社が気になり、途中中津川で高速を下りて、やや遠回りをしながら
恵那神社に参拝した後、山岡町に入りました。
…雨乞いの岩とは母智丘特集でもご紹介したように、本当に雨水を湛え、雨を降らせる機能を持った、スゴイ岩なのです。
岩屋岩蔭遺跡の天体計測機能と共に、この雨乞いの岩の雨降らし機能に、古代のスーパーテクノロジーを感じざるを得ません。…
山岡巨石群特集1はこちら
1999泰山記
2010 高精細画像に置換え+補足