以下は茨城県十王町の山中にある「竪破山(たつわれやま)」の巨石群です。
この山は構造的に明らかにピラミッド様式をなしています。
鳥居や神社は勿論後世に建造されたものですが、ちょうど神社の参道を
進むようにピラミッドに上ります。その参道上に典型的な巨石群が点在します。
この黒前(くろさき)神社にも広島の葦嶽山ピラミッドや飛騨高山の位山ピラミッド
と同じように興味ある巨石があります。
次の図は竪破山ピラミッドの概念図で、同じような構造を持った山
はピラミッドと考えていいと思われます。
日本のピラミッドの特徴として通常挙げられるのは、
魅入られるような美しさ、頂上の太陽石(のかけら)、参道上の巨石群、
拝殿山との連座、見事な方位、人工が加わった(と見える)部分などがあります。
そして多くの場合、神社が存在し、その山が神聖な本殿として尊崇されています。
身の回りでも、「そういえば…」と、思い当たる山々がありそうですね!
1996泰山記
2010 高精細画像に置換え+補足
”日本ピラミッド”という表記は、「日本にもエジプトのギゼ様式の全山人工積み上げ型ピラミッドがあるというイメージを誘引する可能性が高いため」、2010年現在、「日本にある(自然の地形を利用しそれに手を加えた)ピラミッド山」というようにしています。ピラミッド型山ではなく、ピラミッド山です。英語で言えば、pyramid shaped mountain ではなく、Pyramid Yama = PY が適切かと…。