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与那国島の東端にある東崎(あがりざき)の灯台。絶景の地点。西には宇良部岳が見える。
東崎は約100m位の断崖絶壁で、岬を形成する岩石は写真のように浸食を受け丸く
なった隆起珊瑚である。東崎の南面は八重山群層になっている。
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祖納部落から見上げた隆起珊瑚岩塊のティンダハナタあるいはテンダバナ。
明治頃には犬座鼻(ケンザバナ)と言われていたようだ。ここには色々な逸話がある。
また、ここは祖納部落全体を見下ろせる景色の良い所で、八重山群層の上に厚さ
数十mの珊瑚岩塊がどっかりと載せられているのだ。ティンダハナタがオーバーハング
している丁度その下(写真で洞穴のように見える所)はかなり涼しく、清水も湧き出ており
居住可能である。ここに16世紀巨漢の女酋長であるサンアイイソバあるいは
サカイイソバが住んだとされている。サンアイイソバは弟たちを島の各地に配置し
良く治世を行ったと言われている。眼下の祖納部落は彼女の直轄地。このティンダハナタ
で耳を澄ませていると、不思議なことに祖納部落の生活の音が良く聞こえるのだ。
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左がティンダハナタのオーバーハング。中央は昔ここに猛犬が居住していたとされる石碑。
右はサンアイイソバの記念碑。この記念碑の上に巨石のご神体があり、そこから
ガジュマルのような熱帯樹が生えている。あたかもその気根はサンアイイソバの
太い髪の毛のようであった。私はそれを触りながら、海底遺跡探訪の成功を祈願した。
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祖納部落にあった十王神社。ティンダハナタを背にしている。
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与那国島の西側にもうひとつ大きな久部良岳188mがある。
この周辺にも巨石が多く見受けられた。右の写真は三石(ミミシ)と言われる巨石。
今回は時間が少なく、久部良岳登山およびその周辺探索はできなかった。写真は
祖納から久部良へ向かう道路から撮影したもの。
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これが有名なクブラバリ(久部良割)である。人頭税という過酷な税金に苦しんだ
与那国の島民は、この岩の裂け目を妊婦に跳ばせ、妊婦自身とお腹の子を間引きした
と言われている。実際の深さは10m位幅は2m弱で、成人ならば越せないことは
ないが、運が悪ければ転落する。これは実話だそうだ。
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日本最西端の碑。100km西はもう台湾なのである。
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祖納部落の港から見た夕焼け。きっかり夜8時まで太陽は水平線にあった。
7月7日は満月で天の川は見えなかった。彦星と織姫は見えたような気がする。
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与那国米から60度の泡盛を造る工場。現地では「花酒」という。
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与那国島南海岸の牧場。牧草地の中に岩石が転がっている。
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