与那国島の全体像


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泰山の古代遺跡探訪記
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”創造のピラミッド” Gainendesign-Labo.

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与那国島は日本の最西端の島である。羽田から13:30発の日本トランスオーシャン のジェット機でとりあえず石垣島まで行くのだ。どう頑張ってもその日のうちに 東京から与那国には行き着けないのである。翌日午前9:35のYS-11で約30分、 ようやく与那国島が見えてくる。台湾に約100km程度しかない最果ての地に 海底遺跡が眠っているというのだ。それにしても「何故私が今この機上にいるのか」 それが最大のミステリーかもしれない。やはり海中のムー大陸の神々に呼ばれた としかいいようがないのだ。私が訪れる先は殆どが快晴である。与那国も例外ではなく 紫外線警報が出るくらいの、抜けるような真夏の空なのだ。かすかに浮かぶ下界の 白雲に機影が丸い虹となって光っている。私は今回の探訪の成功を確信していた。
今までダイビングなどに全く興味の無かった私が、今与那国の海底25mの深さに 眠る遺跡を訪ねようとしている。おそらく私はそこに潜るに違いない。新川鼻あたり は潮流が速く、上級者向きといわれ、さらによほど運が好くないと高い波に 潜水が中止されることもあるという。私が滞在するのは丸2日、予約も何もしていない。 それでも海底遺跡に直接会いに行くという確信があるのだ。…
テレビや写真で幾度も見た与那国島がやがて窓から飛び込んでくる。これだ! そう、あれが東崎、そして左がサンニヌ台、さらにその奥の断崖が新川鼻だ。 その海底に遺跡が待っている。私の心に愛おしさに似た感動が押し寄せる。



飛行機が高度を下げながら島の北側にある空港にアプローチする。この高さからは 最高峰の宇良部岳が良く見える。海底遺跡と共に実はこの宇良部岳を確認しに来た と言っても過言ではない。与那国島は海底遺跡だけではなく、陸上の巨石と海岸に 屹立する巨岩群との全体像の中でとらえられる必要がある。日本のピラミッドを探訪する 私としては海底遺跡同様、最高峰であり秀麗な姿を呈する宇良部岳に最大の関心が 向くのだ。



宇良部岳北側山麓は牧場とさとうきび畑が広がっている。その平野部の 最北端に摩訶不思議な光景が入りはじめた。数百mは続く断崖が横たわっているのだ。 これがティンダハナタとよばれる名所である。ティンダハナタの出迎えを得ながら やがてYS-11は与那国空港にランディングしたのだった。



沖積層の断崖;ティンダハナタ。大昔ここを居城としたのが巨大なる女酋長「サンアイイソバ」である。



与那国空港;発着の無いときは殆ど無人状態。祖納、比川、久部良の村までそれぞれクルマで約15分。



空港前の案内図。マリーンレジャーが盛ん。祖納村には結構お店もある。 レンタカーやレンタバイクもあり、結構便利。但しお店の人がどこかに行っている。



与那国島周辺の海図。出典「海底のオーパーツ;南山宏氏著;二見書房」
サンニヌ台、立神岩、軍艦岩周辺にはまだたくさん浅瀬があり、遺跡の眠っている可能性大。



与那国島の地質図。出典「海底のオーパーツ;南山宏氏著;二見書房」
鹿児島大学ー坂井卓氏、地質調査所ー矢崎清貫氏の調査
宇良部岳及びその周辺と東南海岸部の地質は同じで、砂岩と頁岩の互層の八重山群層と呼ばれる。 東京大学海洋研究所の石井輝秋教授によれば、海底遺跡を構成する岩石は サンニヌ台を含む(八重山群層の中の)新川鼻層とは別の地層とする方がよいとのこと。 サンニヌ台もそうであるが、自然の岩石層の節理を巧みに利用して人工を加えている と考えられるのである。この方式は日本のピラミッド特有の自然+人工方式と同じ。

Based on a resarch by Mr. Sakai at Kagoshima-Univ and Mr. Yazaki at Geological survey bureau. Comment by Prof. Teruaki Ishii at Tokyo-Univ.
Surrounding of Mt. Urabu and south-east seashore area have the kind of geological features, so callled "Yaeyama-Gunso"(Yaeyama Layer) made up of "Shale" and "Sandstone".
Arakawa-bana layer composed of Yaeyama-layer spreads from Arakawa-bana cape, just below which The Structure Is there (see my illustration here), to Sanninu-Terace. However says Prof. Ishii that the composition of The Structure itself is a little different from those rocks of Arakawa-bana layer, and is "Silt".


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