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やさしい”概念”講座………と………
商品コンセプト講座
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「やさしい概念講座」で説明しましたように概念と商品コンセプトとは違います。
コンセプトはconceptで、概念もconceptで英語訳は同じですが、商品開発上で言う
商品コンセプトは、概念としての「ある対象に対する思考の総枠組み」とは
違います。商品コンセプトとは具体的にその商品を通じてユーザーに提供できる
”便益”を指します。そのユーザーの便益には精神的なものや物理的なものが
ありますが、商品コンセプトを語るときに重要なことは、いずれにしても、
商品コンセプトとは「ユーザーがどのような価値観を享受できるか」という
ことの”抽象表現”になります。”抽象表現”という意味は抽象的=曖昧ということ
ではありません。むしろ商品コンセプトの表現は極めて具体的になります。
しかし、表現する内容は、”価値観を表現する”ものとして”抽象”なのです。
このへんがよく間違われますね。
例えば、色が明るいとか、カタチが丸いとか、どうゆう機能がついているのか
といったことは、実は、”抽象表現”である商品コンセプトを具体的な商品像に
落とし込んだ結果を言っています。
”抽象表現”とは人間の心情について無形あるいは不可視の内容を記述することで
例えば、この商品はユーザーの「気持ちを和ませます」とか「今までよりはるかに楽です」
などのような表現になります。しかし対象は抽象あるいは不可視であっても
表現自体は「具体的」なのです。
商品コンセプトを語るとき一番に陥りやすい間違いは、商品コンセプト自体の
デザイン翻訳や技術翻訳を商品コンセプトとしてしまい、本来の商品コンセプトを
明確化しないことです。この場合ユーザーが本当に求めていることが次第に分からなく
なります。次に陥りやすいのが、具体的に書くべき商品コンセプトを”抽象的に”
書いてしまうことです。例えば「世界で一番顧客が喜ぶ〜」といったような記述は
一見凄そうで、実は何も具体的に展開できません。
…
商品コンセプトを的確に記述するためには色々な工夫が必要です。商品コンセプトは
数段階の手続きを経ながら、徐々に物理的なデザイン・技術展開に入りますが、
最終的な物体としての商品を生み出すためには、”抽象表現”であるコンセプト記述を
だんだんと絞り込みながら、しかも展開像を分かりやすくしながら適切に
記述していきます。
概念デザイン研究所の場合は、商品コンセプトをよりよいものにし、しかもそれを
受けてデザイナーやエンジニアがさらに発想を広げながら良い商品開発を進めるために
「基本概念デイレクション」「コンセプト」「テキストシナリオ」「イメージシーン」
「デザイン・技術シナリオ」の5つをセットにして提示していきます。これを踏まえて
さらに具体的なデザイン展開、技術翻訳に進むわけです。しかも本来的にはこの作業を
3ヶ月〜6ヶ月かけて実現していきます。このような「コンセプトの仕込み」を
しっかりと行うことが、よい商品開発に繋がるのです。
…
”抽象表現”である商品コンセプトを成功させるために、記述自体は詳細かつ具体的と
なります。因みに概念デザイン研究所のコンセプトアウトプットでは、クライアントから
不要と言われない限り、「キャッチフレーズ」「ネーミング」「想定価格」を付記します。
商品コンセプトの記述が曖昧ではなく実は具体的である証拠です。これらのことがセット
で、一人の総括クリエーターから情報発信されることが商品コンセプトをよりよいものに
します。
…
21世紀の創造型社会ではさまざまな商品が生まれると期待されますが、それらが
祝福されて誕生するためにも、「商品コンセプト開発」にはエネルギーを投入しなければ
なりません。ソフトやコンテンツが商品そのものになる時代には、優れた商品コンセプト
が絶対的に必要なのです。それは本質的にどこかの部署の人が片手間でやれる仕事では
ないのです。
…
ある意味では商品を生み出すには商品コンセプトが全てだと言っても過言ではありません。
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優れた商品コンセプトを生み出すためには良いアイディアが当然必要です。
その商品があった場合に実現してみたい将来の生活像や、実際にその商品を使う情景などを
泉からこんこんと清水が湧き出すようにアイディアを出したいものです。
しかし、現実には商品コンセプト開発及び商品開発でもっとも苦労しているのが
このアイディア創出ではないでしょうか。
端的な話、今アイディアが出なくて困ってはいませんか。商品開発ができない、
商品コンセプトが形成できないというよりは、よいアイディアが出なくて困っている
方が圧倒的に多いはずです。ここでは実戦的なアイディア出しのために、概念デザイン研究所
が持っているアイディア創出法のほんのサワリをお教えします。あくまでも初心者や
学生用の教材では有りませんので、エッセンスのみをご提示します。きっと企画で
お悩みのあなたにはピントくるはずです。
…
アイディアはどんなものでも、どのような場合でも、”出そうとすればするほど”出ません。
多分アイディアの枯渇で悩んでいる人ほど、アイディアを無理矢理だそうとしている
に違い有りません。…でもそれでは優れたアイディアは殆どでないのが真実です。
アイディアという「新たな情報」を的確に、迅速に生み出す直接的なものは、実は
そうなるための「型」があります。わたしはそれを「創造場」と言っています。
この場こそが唯一アイディアを創出すると割り切っておいてください。アイディアを
生み出すためには「創造場」を如何に設定し演出するかが鍵なのです。アイディアを
出そうとする努力ではなく、「創造場」を形成する努力が結果的に優れたアイディアを
生み出します。あなたが通常やっている、机に向かってペンと紙…という図式は
「創造場」とは対極的な「非創造場」ということが認識できれば、まず第一段階はクリアです。
…
アイディア=新たな情報発信はアイディアマンを集めればでるかというと必ずしも
そうではありません。むしろ過去のアイディアマンを集めたアイディア創出会議は
過去の最大値を凌駕することはできません。アイディアマンのアイディアはその人の
経験・行動・思考などの積分値ですので、アイディア会議を開催した瞬間に
それまでの経験値・行動範囲・思考プロセスで確定されてそれ以上には進みません。
そこに大きな落とし穴があります。優れたアイディアを出すためには決してアイディアマン
会議を行っては成りません。アイディアマン同志は基本的に牽制しあう存在ですから
会議という闘いの場では決着がつかないのです。つかないというのは、既に誰かの
懐にあるアイディアの域をでないということです。
アイディアマン会議ではなく、「白い状態で」「創造場を」「共有し」「止揚すること」
が重要なのです。従って優れたアイディア創出には、本来、いわゆるアイディアマンは
不要なのです。(少なくともアイディアマン然としては参画させないということです。)
…
アイディアが創出される瞬間は実際に「瞬間的であり」「感動的です」。
アイディアが創出される状況は古来、”枕上(ちんじょう)”、”厠上(そくじょうorしじょう)”、
”鞍上(あんじょう)”と言われています。企画のプロならこれでよくお分かりになると
思います。ふっと異次元に意識が飛んだ瞬間に、アイディア創出の至福の瞬間が
訪れます。…その「創造場」を演出することが企画マネジャーの神髄なのです。
…
アイディアなどいくらでもでます…天狗になっているわけではありません。
アイディアなど出さなくても、向こうから溢れてきます。これは真実なのです。
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お客様が買うのは商品そのものです。商品コンセプト自体をお客様が買うわけでは
ありません。お客様は商品を通じて、その商品コンセプトを堪能することはあります。
しかし、現実はユーザーが其の商品を通じて抱く商品像の方が商品コンセプトによって
語られる世界観よりも広大であると考えていた方がいいでしょう。それほど実際の
ユーザー=人間の空間形成力は凄いものなのです。ある意味で、商品コンセプトの
世界観とユーザーが実際に抱く世界観にはずれがあるわけですが、それはそれで
いいわけです。むしろお客様に自由にその商品を通じて新しい世界観をクリエート
させうる商品の方が優れています。では、その優れた商品を生み出す
商品コンセプトとは一体誰のためにあるのでしょうか。それは具体的に、デザイナー
であり、研究者であり、技術者であり、営業マンであり、宣伝マンであります。
商品コンセプトをそのまま、あるいはデフォルメしてお客様に宣伝マンや営業マンが
伝達することはありますが、商品コンセプトはあくまでも直接的に、上記の
商品を生み出す側の仲間内に対して存在しています。ここに良いコンセプトを導く
鍵があります。商品コンセプトは誰がどのような気分でどのように使うかという、
お客様側に向いた側面と、同時にそれを具体的にどのように創り出すのかという
内側に向いた側面とを同時に持ちます。今まで、物が不足しているときには
内側だけの側面を重視していても、何とかお客様にこらえて頂きながら商品を
生み出すことはできました。しかしこれからはそうは行きません。その相反する
側面を同時に成立させなければなりません。また、お客様向きと内側向きでは
商品の記述が極端に違います。つまりお客様には価値観を述べる抽象表現が必要で、
内側には物理的な具象表現が必要だということです。この両方を兼ね備えた商品
コンセプトが良い商品を生み出すことができます。
さて、ここからがプロ的なエッセンスですが、実際には、抽象表現から具象表現に
順次効率よく展開していかなければなりませんが、少なくともその中間状態に
2段階位の翻訳が必要です。従って、最低限、4段階の記述が商品コンセプトには
必要となります。また、記述は必ずしも言葉だけではなく、ありとあらゆる手段を
用いて、それこそ泥臭いやりかたで、抽象表現を具象表現に展開するのです。
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概念デザイン研究所のアウトプットは基本的に全てA4サイズに揃えてあります。コンセプト自体の
記述と説明に、A4×50P程度のボリュームが費やされます。そして、コンセプトの背景を説明する
ための資料がA4×100P程度のボリュームでまとめられます。概念デザイン研究所がコンセプト
開発に注力する分量はこれでも足りないくらいですが、クライアントやプレゼンテーションされる
側のことを考慮して”ようやくこれだけに”まで絞り込みます。逆にいえば、商品自体を顕現させる
商品のコンセプトとはこれぐらいの分量の記述が本来必要であるということです。
概念デザイン研究所のコンセプトシートには、そのコンセプトが具体的にどういうプロトコル(手順)
で誰によってどの程度の規模でなされるかについて言及されています。それは商品コンセプトとは
商品の最終イメージだけでもなく、アイディア表でもなく、具体的にそれが生み出される道筋が
コンセプト表記の中に含まれているべきだからです。商品コンセプトの開発は基本的に商品化にまで
つながっていなければなりません。そこにまで言及するからこそ「コンセプトシート」なのであって、
出しっぱなしのアイディア群や、後で商品化を全く想定していないような、スタイリング提案は
商品コンセプトシートとは言えません。概念デザイン研究所ではコンセプトだけの提示をすることも
ありますが、基本的には「その次の商品化のためのてはず」をも含んだコンセプト開発が主流となります。
したがって、コンセプトが評価され決済がなされれば、即、次のステップである商品化プロジェクトに
移行することができるわけです。大きな枠組みで言えば、そうしたトータルな商品を創造し世の中に
送りこむ書類全般が「商品コンセプトシート」であるのです。
ところで、コンセプト自体は不可視な対象ですので、それを具象化するためにはあらゆるノウハウを
用いて、それを”記述”します。言語化もその記述のうちに入ります。概念デザイン研究所の場合は
「概念構造化仮説」を用いたり、「テキストシナリオ」や「イメージシナリオ」などを加えて、種々の角度から
生み出すべき商品のコンセプトを記述します。それゆえに、”漏れの無い”、”創造性に溢れ”、
”関係者が明確にイメージを共有化できる”商品コンセプトの提示ができるわけです。
創造性溢れるという意味には、言うまでも無くオリジナリティを追求するための斬新な技術誘導が含まれますが、
これを無理無く商品コンセプトシートの中で、語ることが大切です。
商品コンセプトは極力単純に効果的に表明しなければなりません。しかし、本来コンセプトは紙一枚で
表現できてしまうほど単純でもないのです。あなたは、あなた自身のコンセプトを紙一枚で書けますか?
あなた自身のコンセプトとは「あなたとは一体何物なのか」という存在論を語ることなのです。それが
大変なゆえに人間は長い人生を送りながら苦労するわけでしょ。あなたを存在せしめている神様の
手元にはきっと膨大な”アナタのコンセプトシート”があるはずです。
商品をうみだすのも同様の大変さがあると認識する必要があります。つまりコンセプトシートは商品の
存在論を語り尽くすものなのです。…結果、良い商品コンセプトの創出には3ヶ月〜6ヶ月の熟成と
表現の時間が必要なのです。
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さて、いよいよ出ました、マーケティングのお話です。よ〜く耳にする言葉ですよね。でも今更人に聞けないし。
そういう方も多いと思いますので、マーケティングの基本から紐解きましょう。
マーケティングというのは英語で書けば、marketingでmarket=市場+ing=するですが、一体”市場する”って何でしょう。
ランダムハウスの英和辞典には3つの意味があります。1;市場取引、2;市場向け商品、3;「宣伝広告・
輸送・保管・販売を含めて売り手から買い手へ商品の権利または所有権が移るまでの活動全般」…です。
アメリカンマーケティング協会の用語定義委員会が規定した定義は…「マーケティングとは、商品もしくはサービスを
生産者から、消費者もしくは使用者にまで流通させることに関する、企業の経営活動の遂行を意味する」…です。
いやはや何とも長たらしい複雑な定義ですね。要するに、「一所懸命する商いの道」…ですよね。
私自身はこのマーケティングということばがあまり好きではありません。理由の一つがそのあいまい性です。
「俺はマーケティングのプロだ!」と大見得を張る人が、グループインタビューのインタビューアーであったり、
いわゆる市場調査というデータ収集・分析の専門家であったりします。でもそれは大いに違うのです。
マーケティングとはおおよそ、商品を作りそれを販売し顧客に喜んでもらうこと…を生業とするひと全てに
必要な日常的な活動であり、必要な感受性なのです。ですから、少なくとも今後はマーケティングという言葉に
含まれるもっと具体的な活動を対象にしてコミュニケーションをとることをお勧めします。
さて、ここからが本題なのですが、上記アメリカンマーケティング協会の定義を「市場商品適合」としておくと、
一体「市場商品適合」という概念はいつ頃から何のために発生したのでしょうか。日本生産性本部がこの概念に
本格的に着手したのが、1950年代です。その頃のアメリカ社会は約30年ほど日本より先行していましたから
要するに「市場商品適合」という概念は1920年代以降に明確になってきたものといえるでしょう。
20世紀初頭のこの時代、20世紀的なことがあらゆる分野で先鋭的に開拓され始めました。その最大のものが
アメリカで”発明”されたフォードシステムに代表される「大量画一生産方式」です。この超画期的な生産方式
は20世紀社会を決定的にカタチづくりました。それと連動して「市場商品適合」という概念も生成されたのです。
勿論上記の定義ならば、日本でも江戸時代の大店が十分にやってきているわけですが、「市場商品適合」という
概念の明確な定着とその裏側にある「大量画一生産方式」の両方の意味が、実はマーケティングということばを
扱う上で大切なのです。
「大量画一生産方式」と表裏一体となった、”マーケティング”も時代の変遷に伴って、その意味性を変化させて
きています。20世紀の初期にはその意味は、より廉価、より大量に、より製品として安全にという全く生産者側
に顔を向けたものでした。これが、20世紀中盤から後半にかけて、消費者、そして環境という生産者とは別の
方向に顔を向け始めたわけです。しかし、いずれにしても、マーケティングの意味合いが変化してきているにせよ
その土台は、「大量画一生産方式」という理論的には、「平均像化された」「顔の見えない」対象をターゲット
としながら、買われるという保証が全く無いままに、いわば悪く言えば生産者側の勝手な売れるとの思いこみ
による商品展開を、どこまで保証していくかという取り組みなわけです。「大量画一生産方式」が悪いと言っているのではありません。
20世紀のマーケティングは基本的には「顔が見えない相手」への保証のシステムだということです。
19世紀以前は多分「市場商品適合」という概念はなかったのではないでしょうか。それは「大量画一生産方式」
がなかっただけではなく、基本的に「顔が見える相手に」「相手のオーダーに基づいて」商品を作り、売っていた
からだといえないでしょうか。現代の超高度化された「大量画一生産方式」の中で、なんとかこうした、「顔が見え」
「顧客のオーダーに基づく」ようなマーケティングができないだろうかということで、最近考えられているのが
”ワントゥワンマーケティング”といわれるものです。
「顧客満足度」とか「リレーショナル」とか「データベース方式」とかいった、最近流行ったマーケティングと
”ワントゥワンマーケティング”とが本質的に違うところはそこなんです。
さてさて、シーズベース(生産者本位)からニーズベース(消費者本位)という大きな流れの変化の最終章が
”ワントゥワンマーケティング”だとして、概念デザイン研究所では”ワントゥワンマーケティング”的な
「顔がはっきりと見え名前もわかり」「顧客の要望に即しながら」しかも「完売してしまような」商品開発が
究極のマーケティングだと考えているわけですが、さらにそれをも凌駕するような、顧客のニーズに完全に
頼るのではない、さらにさらに一歩先、否、三歩先の”市場創造型マーケティング”を、顧客に提案し、顧客と
共に生成化育していきたいわけです。とりあえずこれを”クリエイティブワントゥワン=C121”とでも言っておきましょう。
C121が何故必要なのか…それは、現況の技術の進化度があまりにすざまじく、顧客のニーズだけを源泉としていては
優れた商品開発がおぼつかないと予想されるからです。換言すれば、顧客ニーズに合わせるということは、必要最低限
すべきことで、それは顧客の満足を生みますが、顧客の期待値を遥かに凌駕する創造的な新商品提案は
顧客の感動を生み出すことになるのです。少なくとも私はココを狙いたいと思うのです。そのために提示仮説の
圧倒的な提案力を生み出す努力をしなければなりませんし、「アイディアの歩留まりを非常に高めたい」わけです。
概念デザインにおける「概念構造化仮説」はそのための超有力なツールなのです。
マーケティング=「市場商品適合」の存在場が生産者側から消費者側に流れてきました。そしてこれからは
消費者側に立った創作者の懐にその流れを呼びこみたいと考えるわけです。
マーケティングとはゆめゆめ、「市場調査のこと」などと思わないでください。これからはマーケティングという
ことばの使い方ももっと具体的にしていきましょう。そして概念デザイン研究所の(敢えて言うならば)マーケティング
とはC121であると知っておいてください。C121の最大のアウトプットは”感動”です。それに
”完売”と”リーズナブルな儲け”が続きます。
”リーズナブルな儲け”の意味は、経済学者のシュンペーターが言う、創造的破壊のための再投資用資金であり、
松下幸之助翁が言う、社会へのお役立ち料だと考えています。
お申し込みおよびご質問は次のメールにてお願いいたします。
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123CP法による青学箱根駅伝勝利の概念分析2020
商品コンセプトとは
何故アイディアがでないのか
よい商品コンセプトの条件
商品コンセプトシート
マーケティングということ
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…
…商品コンセプトとは…
良い商品には優れた商品コンセプトが付き物です。それが意識的になされたものであった
としても無意識的になされたものであっても、優れた商品コンセプトが認められます。
しかし、商品コンセプトが不明であったり、手抜きであったりするものは、結局短命な
商品として忘れ去られることが必定でしょう。
…
…何故アイディアがでないのか…
…
…よい商品コンセプトの条件…
商品コンセプトづくりの現状は、本当に貧相なものです。本来商品コンセプトとは
数ヶ月かけ、きちんとした手順を踏み、充実した記述によって仕上げられなければ
なりません。私自身は商品コンセプトづくりに6ヶ月は掛けたいと思っています。
それだけ大切なのです。こうした地道なコンセプト開発がよい商品コンセプトと
なって創出され、その結果良い商品が生み出されます。
…
…商品コンセプトシート…
こういう商売をやっていますと、時折”私自身のアイディア創出力を確認するため”でしょうか、
「タイコウさん、xxxxxについて何か面白いアイディア、今ない?」と、聞かれることがあるのですが
基本的には即答はしたくないといいますか、即答しないほうがよいわけなんですね。…それはコンセプトには熟成期間が必要なことと、単純に
ワンフレーズで語りきれないということが脳裏をかすめるからなのです。
…
…マーケティングということ…
それが
マーケット=市場という慣れ親しんだ言葉の進行形で表現されているものですから、結構いろいろな誤解が
生じるわけです。ある人は市場調査のことだと思い、別の人は試作品の実地検証のことかと思い、またある人は
商品の企画開発だと思いこむわけです。上記の定義で言えば、それらは全て含まれてしまいます。
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商標権の告知;…
『概念デザイン研究所(R)』、『創造場(R)』、
『リバースコンセプトメイキング(R)』、
『コンセプト・パッケージ(R)』、『コンセプチュアル・シンボル(R)』、
『コンセプチュアル・ギャップ(R)』…は概念デザイン研究所が所有する登録商標です。
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